玄関扉、窓枠、窓ガラス、面格子

ウチの物件では逆に希少な、開放廊下+面格子の居室。なんと3.3帖、結構いけます。却って居心地良くて‥

さて問題です。上の表題に挙げた四項目に共通するのは何でしょう?

‥、‥。

はい、正解です。共用部分の専用使用権だなんて、随分難しい用語をご存知ですね。もしかして、このブログを結構読んでいただいていますか?知らず知らずに力がついて‥(ウソ!よくぞこんな駄文に‥)。

さて、日本のマンションでは、(各住戸にアクセスする)共用廊下に着目すると、いくつかの典型的パターンがあります。①2戸1階段型(2戸1EVを含む)、②中(屋内)廊下型、③開放廊下型。この①~③の3つがその典型といえましょう。マンション黎明期には①と②が多くみられ、民間の勃興期には③が多くなった気がします。最近のタワー型は殆ど②ですね、③で無理やりつくったタワーと称する高層建物もありましたが、開放廊下から下を覗くとチョー怖いの。

棟数別ではきっと、③の開放廊下型がダントツで多いのでしょう。即ち共用廊下に面して居室があって、窓ガラス一枚を隔てて共用廊下の目と耳がある状態。閉めれば暗く行燈部屋に、開ければ丸見え丸聞こえ‥。どうしたら良いの?(なお、③を採用しつつ廊下と居室との間に、吹抜けやアルコーブといった緩衝空間を設けたマンションも多数あります。どれほどの慰めになるかは別として‥)。

このような生活空間が気にならない方でしたら、もちろん問題はありません。でも、気になるけれどしょうがない、と最初から諦めている方も多いのではないでしょうか。マンションとはそういうモノだからしょうがないのだ、と。

僕が採ってきた方針は、この開放廊下(に面した)住戸以外を検討するというものです。具体的には、①の2戸1タイプを選ぶ、もしくは③の中でも角住戸を選ぶということ。また、②については、古い中層階タイプ、タワー形状タイプともに郊外の中古では選択肢が少ないです。なお、①~③に属さない個性的なマンションでピンとくるものがあれば面白いのですが、レアな一点ものの様相です。

しかし、僕が挙げた住戸タイプはマンション全体の比率ではやはり少ない。エリアや予算、築年数(そんなに気にすること?)を考慮していくと、開放廊下タイプだけが候補に残ることもあるでしょう。

う~ん、開放廊下型マンションで、廊下側は「玄関+面格子付き窓」のみ。そのような住戸で、安心して、光と風が抜ける快適な暮らしをするにはどうしたら良いか。

それが簡単に出来たら、新築マンションも、皆そうなっているでしょう。だから、そんなシンプルな話ではなさそうですね。

ではどうするか。きっと何か解決方法があるはずです。でも、それは万人共通の解ではないでしょう。そもそも間取りも、予算も、そして何よりも暮らし方が、それぞれ違いますから。

どうしても気になるあの物件、ジーっと見つめていたら何か思い浮かぶかもしれませんよ。僕も考えてみますから!

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