土に近いところ

収穫のお手伝い@市民農園、写真は枝豆です。帰宅したら早速に茹でるのが良し。まだ陽は森の上にあるけれど、枝豆が湯気を上げたら冷たいビール。華奢な薄吹きのグラスに注げば、誰もいない料理屋に一番乗りの気分。なんて‥。我ながら安上がりなこと。

この市民農園、僕がマンションを手掛けるエリアではよく見かけます。JA(農協)が地主さんの土地で手掛けている場合が多く、比較的安価で借りることができて人気です。

一方、最近は民間企業の進出も盛んですね。遊休地を借り上げて貸農園として運営する事業です。それらの農園は、農具が揃いアドバイスも貰えるらしいので気軽にスタートできるのがいいですね。まぁ、その分料金はJA系の10倍以上するようですが。

この季節の農園は、青々とした葉がモリモリ。見分けがつかない豆の葉も、そら豆、絹サヤ、モロッコ隠元?そして枝豆、次第にわかってくるからいとをかし。

サラッと手を入れたリフォーム住戸と農園のある暮らし。いい相性だと思います。気取らず、いい風が吹いている感じ。農園が少し遠い?それでしたら下駄履きのような、ちょっとやれた軽自動車はどうですか。出来れば、農具や肥料も自前の方の農園でね。

そういえば、あの”風の男”白洲次郎夫妻が、武相荘を構えて農的暮らしをしていたのはこの地域、蔵と模のあいだの地でした。当時の鶴川村とは比べるべくもありませんが、土に近い暮らしはここに今も少しだけ残っている気がします。

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