マンション選びは汗かいて

これから長く暮らす自宅マンション。手にするのはひとつだけ。さて、あなたはどう決めるのか?

実際どうなんでしょうね。では僕の場合を‥。

今は昔。お目当てが見つかりすぐにマンション現地へ。住戸位置を外から推測(お前怪しいぞ)し、敷地に(おっと、ここからは不法侵入ですぞ)入っ‥。やっぱこれいいよ~。二度目は仕事帰り、坂道は蒸し暑く雨が降る。萎える。もう一度、蒸し暑いだけの夜に。そりゃ長短あるけれど、総合判断で◎。この間、ほんの数日。まだ室内は見ていない。そしてようやく仲介会社に、購入するつもりで内覧依頼。改修前提につき室内の状態は問わず。結果的には既存の設備も流用できましたが。

とにかく物件を決めるまでは自分で動いたんですね。住戸内は最後、それ以外は自分で詰めておく。これは不動産に慣れている僕だからかもしれません。でも、暮らしのイメージを膨らますのは自分です。街も、道も、間取りも‥。お金や建物の不安だけはプロを頼っていいじゃないですか。でもあくまでも自分のペースで、他者を頼り過ぎずにいたい。

仲介担当者が用意した物件を車に乗ってツアーするのも効率的ですが、もっと一物件を熟成させて濃ーく向き合うのもいいのではないでしょうか。そんな一件を見つけたいものです。

僕(当社)は売主としてリフォーム済マンションを販売してきましたので、たくさんの見学者とお会いしています。そのごく一部の方が、晴れて(?)ウチのマンションをご購入されるわけです。以下に、そんな方々の記憶に残るフレーズを幾つか。

「私より、(仲介担当の)〇〇さんの方が部屋を見て興奮していたのよ。」とか「玄関開けた瞬間、”ここモテそうですねー”って(仲介担当の)〇〇さんが言ってました(笑)」→担当者と盛り上がるのもいいですね。これは仲介営業のテクニックなのでしょうか。

「私がマンション買ったなんて奇跡」→リフォーム済マンションでここまでやるのか、と渾身の改修。誰かに届け!という想いが届いたのかも知れません。

「(マンション内に)他にも安い部屋があるって俺は言ったんだけど、娘が”これじゃなきゃ駄目”って言うんだよ。」→ご購入者のご両親が、あきれながら僕におっしゃいました‥。

「(この床)大事に育てます!」→はい、よろしくお願いします。

「貴社(いけださん)と出会えたからです!」→これは痺れます。ほんとうですか?

モチロン気に入って購入された方々の声ですから、好意的なコメントです。他でマンションを買われた方々も同じなのでしょう。でもつくづく、いい場面に立ち会えたと思うのです。

投資物件ではないのだから、価格、交通利便性、資産性だけで購入される方はいないのでしょう。そうはわかっていても、思い入れを持って選んでくださったことを嬉しく思います。

物件選び、もっと濃密に、汗かいてワイルドにいきましょう!ってハナシでした。

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