ひつじがいる暮らし

この撮影のために、ニュージーランドから羊(のお土産)の皆さんにお越しいただきました。真夏の日本にようこそ!

つまらなくて、すいません。ちなみに写真のカーペットもヒツジ100%、英国産の羊毛を使用しています。同じく英国連邦の国から来た羊さん達をお出迎えです。高価なものではありませんがブリティッシュウール、そう聞くと床材というよりセーターみたいですね。

さて、羊も黙るニッポンの夏、酷暑の夏。なにもウールのハナシを、こんな季節にしなくてもいいのに‥。

マンションの2階以上と言えばカーペットが主流だった昭和の後期。その後、フワフワとした遮音材を貼ったフローリング建材に主役を取って代わられました。軽量衝撃音、つまりスプーンをシャリーンと落としたような音を木製床(?)が抑え込むことができるようになったとも言えます。直貼り遮音フローリングですね。

当時、室内環境の汚染によるシックハウスが大問題となり、関連してハウスダストの温床であると疑いをかけられたカーペットはさらに苦しい立場に置かれたようです。疑義はさて置き、少なくともカーペットがダストの舞い上がりを抑制することは確かです。そのチカラはフローリングの比ではありません。砂漠の民が、激しい寒暖差のある暮らしのなかで生みだしたカーペットですものね。

カーペットのなかでも僕が好きなのはウール素材。その機能性についてはいろいろと語られているので割愛します。夏は暑そうに思えますが、空気層を含んで意外にも素足にサラッとしてベタベタしない。冬は暖かく、夏はそれなりに。僕が好んで使う無染色のナチュラルなカーペットは、畳や無垢フローリングに近い天然素材の仲間という位置づけです。

また、同じ天然素材の床材候補であるザイザル麻と比べても汚れが付きにくいし、チクチクしないので使いやすい。ラフに扱えて、比較的安価なものもあるので貼り替えも容易です。寝室には結構いいと思うんですけれど‥。ひつじ1頭、いかがでしょうか。

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