Bowwow! Meow meow~

(邦題:わんわん!にゃぁにゃあ)

にゃんという芸のない題名でアルか‥

男の子なら一度は憧れるロックバンド(そんなことない?)。僕がまだ男児だった頃、BOWWOW(バウワウ)という和製ロックバンドがありました(綴り、なんか違う?と念のために調べると後年VOWWOWに改名していた。どっちも正解)。途中から海外に出て行って、ワンワンをやめたのだろうか。

当時、日本男児が欧米カルチュアに憧れた時代。ビルボードやUKチャートに挑むJロッカーたち(即興造語デス)を誇らしく眺めていたっけ。ちなみにそんな僕は、小林克也さんから英語を教わりました。そんなハナシ、今は昔。

さて、マンションにおけるペット飼育のこと。

他人に危害を及ぼす恐れのある動植物の飼育研究はこれを禁止する。

これ、昔よく使った文言で、今もスラスラと書けました(正確かどうかは不明)。平成初期に発効した管理規約の条文です。飼育研究って、ナニ?

この規約では、基本的に「恐れ」は拭い切れないから飼育は禁止、という解釈。逆にこれに近い文言で、もし迷惑が発生したら、その時点で当該動物の飼育について禁止しよう、と解釈する分譲会社(と管理組合)もありましたが。この頃までは一般的なマンションにおいては、いわゆるペットの飼育を禁止する規約が多かったはず。水槽で飼育する魚類および小鳥以外の動物の飼育は禁止、です。

その後、体長や体高、犬種や描種の制限付きで理事長許可制とする規約が増えました。大型犬の多頭飼いが可能、を謳い文句にした、大型犬と暮らすハイライフ-スタイルを推す(大手業者の普通の)マンションまで突如登場したり‥。売出し当初に設定される管理規約の内容は、マンション業者(とその管理会社)の匙加減次第ということです。

僕の扱う住戸は昭和の終わりごろに建築されたモノも多いので、元々の規約で原則禁止としている場合が多いのです。緑が多い環境で、暮らしやすそうな部屋。となると猫や犬と一緒に暮らしたいわけで、ペット飼育可否を確認するお問い合わせが非常に多い。

昨今の飼育可能マンションよりも、却って飼育に適しているように思う物件も多いのですが、飼育禁止の規約を組合で変更するのは大変難しい。飼育を希望もしくは容認している組合員の存在が半数以上必要なのですから。もちろん、管理規約を変更して飼育可能とし、きちんと運営している管理組合の事例も知っていますが、その数はきっと少ないはず。

路地裏に猫のいる街はいい街だ、なんて言います。猫が窓から外を眺めているマンションは古くてもいいマンションだ、そんな評価基準が育って、誰もが猫飼育は大歓迎!になったりしたら面白いですね。たぶんないけど‥。

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