the smallest IKEA

ある日、ニホンのIKEA店内

イケアの故郷スウェーデンには、’80~’90年代のイケアで販売されていた商品が並ぶ、イケア最小の店舗(IKEA談)があるそうです。この店舗は期間限定の中古品専門店で、価格は新品の半額以下。障害などで民間企業で働くことが難しい人たちが、所属する国営企業から派遣されて、クリーニングや修理を担当しているとのこと。

この最小店舗が位置するのは、一般の商業店舗内ではなく、公共リサイクル施設に隣接するリサイクル専門モール内。この専門モールは5年で倍増し、現在スウェーデン国内に14店舗あります。循環型の経済を国の戦略としているスウェーデンにおいて、このリサイクルモールは成功例のひとつに挙げられており、イケアはこのリサイクルモデルを学ぶために出店したのだそうです。(ここまでNHKの情報を参考にしました)

元々新品でも手頃なイケア。なんとなく使いきりのイメージを持ってしまいがちですが、そういう時代ではなくなり…考えを改めなければなりませんね。たしかに、廃盤になった家具が大切に使われているのを見たことがあります。奇をてらわないスタンダードな家具たちはそれなりにタフで、肩ひじ張らずに暮らすラフなスタイルに相応しい相棒です。

また、サステインナブルな道具として見立てるならば、もっと古い、いわゆるアンティーク家具と肩を並べて使うのも、良いのではないでしょうか。

思い起こすと、以前に「順光のリビング」という頁で掲載した住戸内写真は、イケアのアームチェアとアンティーク家具(高級品ではありません‥)を合わせて置いたもの。今までのアンティークとはまた違う目線で、つまり安価だけれどもサステインナブルでデザインにも優れたスタンダード商品として、リユースされる時代が来るの「かも」知れません。なんて‥

でも、結構いいですね、イケア。例えばこの(「順光のリビング」内の)白いアームチェアはデザインも普遍的。価格は手頃で、カバーの種類も豊富です。あとは鉢植えの大きなグリーンでも茂らせれば、小さな居心地の良い空間になりますね。

そういえば、日本発のメルカリも、リユースという意味では同じでしょうか。もっと言うと、以前に触れた「カリモク60(ロクマル)」を扱うD&DEPARTMENTなどは、ずっと前からグッドデザインのロングライフ商品を、クオリティを保って販売することを続けています。見渡せば、いろいろ‥。スウェーデンだけではありませんね!

実は僕、メルカリに登録しています。35年ほど前のクルマ、ホンダCITYカブリオレの(車体はもう手元にないのに)新品幌(超レアのはず)をまだ保有しており、どうしたものかと‥。メルカリに出品して、どなたかに買っていただこうと思って登録したわけです。でも、配送の段取りや何やらで(上手くやらないと、低い)段階評価をされるというので、ドキドキして出品が出来ず今に至るという有様です。逆に、思いもよらないものを発見したりして、楽しく利用してはいるのですけどね‥。

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